REPORT

第1回母島島会議 開催レポート

母島の星空

東京宝島事業では、島の住民が主体となり、各島の魅力について議論し、磨き上げることで、島のブランド化・高付加価値化を目指す「島会議」を行なっています。6月10日に開催された第1回母島島会議の模様をレポートします。

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豊かな自然や食文化、携帯が繋がらない不便さも良さ。住民が思う母島の魅力

第1回母島島会議は、父島との同時開催。母島・父島の両会場がオンラインで繋がれ、実施されました。日頃は忙しい島の人々。ファシリテーター(会議の進行役)は今回の会議を「意見発散の場」と位置付け、「普段集まってじっくりと話をすることができないからこそ、思っていることをまずは話してみて欲しい」と呼びかけ、それぞれの会場で会議がスタートしました。

まずは緊張をほぐすため、参加者同士「1分間のプチ自慢」を発表し合い、リラックスした空気が生まれたところで議論がスタート。

最初のテーマは、「母島の『宝物』といえる島の自慢」。
それぞれの参加者が考える宝物が付箋に書き出され、「認知度」「地域特性」の度合いに応じて分類しながら、模造紙が埋められていきました。

「南洋踊り」「太平洋戦争の戦跡」などの文化や歴史、「星空」「イルカ」などの自然、「ウミガメ料理」「海底熟成ラム」などの島グルメに、「(集落から離れると)携帯が繋がらない」「(東京から)向かうと26時間かかり地球の裏側にも行けてしまう」といった一見すると厳しい地理的条件も魅力として語られ、母島の個性が表れたユニークな模造紙が完成しました。

母島の魅力を、誰に届けたいか。意見を出し合いながら探っていく

2つ目のテーマは、「特に共感してもらいたい母島の魅力」と、「その魅力のファンになってくれそうな人の年代・性別」についてセットで考えながら話し合われました。

パッションフルーツやマンゴー、ミニトマトなどの「母島産の農産物」は「30〜40代のグルメな独身女性」に、「治安の良さ」は「20代で終の住処を探す家族にとって、安心して子育てができる環境は魅力」などの意見が交わされました。

最後に、ここまで話し合われた内容をもとに、参加者にとって重要度の高い3つの宝物が選ばれました。

選ばれたのは、知的好奇心の強い人々を魅了する美しい「星空」、道のりがハードでなく、家族連れでもメグロやクジラなど多くの野生生物を観察できる「小富士」、冬のミニトマト、夏のマンゴー、秋の島レモンなど「この島でしか育てることのできない季節の農作物」。改めて母島の豊かな自然環境を実感する結果となりました。

島会議を通じて母島のポテンシャルを地元の人たちも自覚できるように

第1回母島島会議は、和やかな雰囲気のなか、活発な意見が交わされました。会議に参加した宮城雅司さんは、「島会議を通じて母島のポテンシャルを地元の人たちが自覚できるようになるのが、個人的な目標。島内の質が上がれば発信も変わるし、反応する人も変化すると思う。」と今後の抱負を語りました。

母島の本質的な魅力を未来の母島ファンに向けて効果的に発信していくため、今後も会議が重ねられていきます。