REPORT

第1回利島島会議 開催レポート

利島の全景

東京宝島事業では、島の住民が主体となり、各島の魅力について議論し、磨き上げることで、島のブランド化・高付加価値化を目指す「島会議」を行っています。6月4日に開催された第1回利島島会議の模様をレポートします。

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「椿林」に「シデ・タメ・カメ」。利島の住民が思う利島の魅力

「まずは皆さんが思うことや感じていることを自由に書き出し、発言していきましょう」というファシリテーター(会議の進行役)の一言から第1回利島島会議がスタート。11名の参加者が2グループに分かれ、議論を進めていきます。

初めに行われたのは、参加者それぞれが考える「利島の魅力」「これからの島に残したい○○」「昔あったけれどなくなってしまった○○」「利島に来て驚いた○○」などを「ヒト(人)」「モノ(物)」「コト(事)」「バ(場)」という4つに分類していくこと。

各グループでは、「椿林」「イセエビ・サザエが大きい」などの利島が誇る産業の魅力や、「若い人が多い」という活気ある島の状況、「シデ・タメ・カメ」(※)という生活文化、「西から吹く強風を『テッパツ』と呼ぶ」という利島ならではの風の名前といった内容が挙がりました。

(※)湧水や川がない利島でかつて行われていた雨水の集水方法(シデ)と各戸で雨水を貯めていた容器(タメ・カメ)。今でも利島の中で見ることができます。

「ヒト」の魅力が多く語られるのは「300人規模の島だからこそ」

各グループで参加者の意見が共有された後は、席替えでメンバーを入れ替え、自分のグループで挙がった意見を紹介。「『若い人が多い』『必ず挨拶をする』などは、こっちでも出ていたね」「『風の名前』って何?」と議論がふくらんでいきました。

その後、メンバーは再び最初のテーブルに戻り、これまでの感想を共有。「300人規模の島だからこそのコミュニケーションが魅力」「みんなが家族みたいな島」という、「ヒト(人)」にまつわる内容が多く語られました。

島の魅力をどのように伝え、島に仕事をどう作っていくか

初めて開催された島会議。最初はぎこちない雰囲気でしたが、徐々に議論が盛り上がり、終盤には2時間では共有しきれないほどたくさんの意見が集まりました。利島に移住して1年半の長谷川竜介さんは、「ヒト(人)の項目がたくさん出ました。改めて、人がこの島の魅力の一つなのだと感じました。それをどう伝えていくのかが、これから必要なのだと思います」と振り返りました。また、同じくIターン者の池田夏絵さんは、「子どもたちの“帰ってきたい”という想いに応えられる島にしたい。そのためには島に仕事をどう作っていくか。島会議を通じて考えられれば」と今後に向けた期待を語りました。

利島に暮らす人々の「島に対する考えや思い」を共有した第1回利島島会議を経て、「利島の宝は何か?」を深める次回の島会議へ向かっていきます。