REPORT

第3回母島島会議 開催レポート

多様なアクションアイデアで埋められたホワイトボード

東京宝島事業では、島の住民が主体となり、各島の魅力について議論し、磨き上げることで、島のブランド化を目指す「島会議」を行っています。8月27日に開催された母島の第3回島会議の模様をレポートします。

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第2回島会議の振り返りからスタート

開始に先立ち、一人の参加者が母島の魅力や課題など、前回の議論を踏まえて自らまとめた資料を共有。その参加者は「『少子高齢化や人口減少など、島の未来に対する危機感を持っている』という言葉を聞き、ようやくイメージがはっきりした。本質的な案を考えたい」と、島会議を通じて母島の課題を解決していきたい思いを、他の参加者に伝えました。

会議が始まり、まずファシリテーターから、前回会議の内容を集約した資料を提示。「安心して子育てしやすい」「ぼーっとすることが最高の贅沢」「人と人のつながり(信用)がある」など、前回参加者から出た母島の魅力を振り返りながら、これらの意見に通底する母島のブランド価値を「人間らしく暮らせる母なる島」という言葉で整理しました。

参加者の納得が得られたところで、今回は、母島が有するそのような価値を求めている人々(象徴的顧客像)に共感してもらうためのアクションプランを検討します。

モノを作っただけで終わらない、求められるアクションは何か

はじめに挙がったアクションアイデアは「母島オリジナルTシャツ」の製造販売。「母島島内にはイラストレーターがおり、ガジュ下(※)をモチーフにしたTシャツを島民が着ればPRに繋がる」というアイデアでした。
(※)母島・前浜の目の前にある大きなガジュマルの木の下。住民の憩いの場所

この意見に対し、他の参加者からは「最初からモノを作ることありきだと失敗しそう。『島内に向けて発信する』本質を踏まえたうえで、モノを作っただけでは終わらない取組を考えないと」という意見が挙がり、全員が賛同。より本質的なアイデアを目指し、議論が続きます。

島の未来や本質を話す場を作りたい

参加者が挙げる意見の根底には「島の未来や本質を考えていきたい」という母島と小笠原の将来を真摯に考える想いがあります。そのため、列挙されるアイデアでは「島外の人も交え、『島のことを考える場』を定期的に設ける」「内地で行われている『東京宝島会議』(全体会議)を小笠原で開催する」「大人版アイランドリーグ(※)を開催する」など、交流機会を求める意見が目立ちました。
(※)東京の島々の子供達が参加するサッカー大会

参加者からはさらに、「ガジュ下の1日をタイムラプスで撮影」「SNSでPR」「グアム航路の復活」などの具体的かつ母島らしいアイデアが出たところで第3回会議は終了しました。

参加者の小関耕紀さんは「母島は小さな島だけど皆が集まる機会はなかなかない。この島会議をきっかけにみんなが『やってみよう』となってくれれば」とこれからの展開に期待を寄せました。

次回は、今回議論したアクションアイデアをより具体的に検討していくため、参考となる先行事例のスタディツアーを予定しています。